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  土地探しのヒント    
           
  今まで住宅の設計を手がけたクライアントの約1/3が土地探しからの物件です。やはり安い買い物ではないので、設計の立場からのアドバイスを望むのも当然な流れではないかと思います。そこで今までアドバイスをしてきたポイントを以下にまとめてみましたので参考にして下さい。  
           
  1、用途地域の確認      
   

住宅を建てられる場所には用途地域といって、無秩序に建物が建築できないように制限をしている法律があります。具体的には、第一種低層住居専用地域、商業地域、工業地域・・・etcといった名前で区域分けをしています。もちろん住環境を最も重視している地域が第一種低層住居専用地域です。この地域では住宅以外の工場や、店舗や高い建物を制限し、地域環境を住宅に制限した地域です。したがって敷地いっぱいに3階又は4階建てといった住宅を建設することが出来ない場所です。

土地を購入した後、希望する住宅が建てられないこともありますのでしっかり用途地域を調べましょう

 
           
  2、地盤の状況を把握する      
   

最近地震が頻発していますが、建物の揺れ方と、地盤の状態とは深く係わっています。もちろん地震の際安全なのは地盤が硬い地域です。よく災害安全マップなどに、関東大地震時に揺れが大きい地域がなぜかピンポイントで諏訪湖周辺だったりしますが、これは諏訪湖周辺の地盤が軟弱な影響があります。そこで土地を購入する前に不動産業者、あるいは近隣の方々に以前どんな場所であったかなどを確認しておくことをお奨めします。理想は土地購入前に地盤調査を行い安全を確認してから購入するのが一番良い方法だと思います。(費用は約5〜7万円程度)                                       造成地で盛土の場合にも気をつけましょう。悪徳業者は盛土をしっかり行なわず売ってしまう場合もあります。

『参考』実は我が家も区画整理した住宅地を購入しましたが、古い地図、公図等で周辺状況を確認したところ、敷地の一部に区画整理以前、畑に使用していた用水路があったことがわかりました。しかし、敷地の隅に一部かかっていただけでしたので、その場所は駐車場としました。このような水路を埋め立てた場所では、大雨時、水路に再び水みちが出来てしまうことも考えられます。そこで念のため建物に影響ない駐車場を配置しました。

 
           
 

3、近隣住宅の状況確認

     
   

土地の購入は結婚と似たところがあります。自分の価値観と土地及び周辺環境の価値観が同じであれば割りと澄みやすく感じると思います。解りやすく説明すると土地が結婚相手、近隣住民及び周辺環境が相手の親族。したがっていくら相手(土地)が魅力的でも、取り囲み(周辺環境)が悪ければ、きっと後悔するでしょう。良いと思った土地でも、すぐに決めずに、いろんな状況下で調べることをお奨めします。最低でも1週間の昼と夜の環境を把握する必要があります。以下ポイントを列記しましたので参考にしてください。

 
    ■近隣がどのような生活をしているのか  
    ■世代が同じなのか、若いのか、お年寄りだけなのか  
    ■夜の防犯灯(外灯)などはあるか  
    ■ごみの出す場所が乱れていないか  
    ■単身者向けのアパートが多いか  
    ■交通量が多いか、少ないか  
    ■過去に水害等あったか  
    ■その土地にあった建造物の確認(工場なら土壌汚染が考えられる)  
    ■学校、病院、銀行、店舗などの公共的施設の位置を確認  
土地からのご相談も設計事務所にご相談ください
       
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