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  健康住宅を考える    
           
  最近健康住宅という言葉を良く耳にする。体にやさしい住宅とは、単に自然の材料を使用すれば良いというものではありません。自然材料と謳われているものには、それを製品にするにあたり化学材料を混ぜ合わせた材料など複雑な構成材が多く出回っています。たとえば畳は天然の材料と思われがちですが、このイグサには虫が寄り付かない防虫材が含まれた畳が出回っています。また建物だけ天然で害の無い材料を使用しても、そこに持ち込まれる家具、カーテン、小物類等有害物質を発していると家全体が有害物質におかされます。  
           
  ■健康住宅のポイント
1、使用する材料を良く調べ、有害物質が含まれていないか確認する。
2、プラスチック製品の使用を極力避ける。(ユニットバスなど)
3、自然(天然)素材を使う場合には引渡し後、材料の手入れが不可欠である。
4、室内及び壁内の十分な換気計画を行い、空気がよどむところが無いよう気を付ける。
5、桧など匂いの出る自然素材は住まい手のアレルギー反応の検査をお奨めします。
 
           
  ■こだわりの自然素は  
   1、土(生石灰クリーム)      
    比較的塗るのが簡単。南欧では一般的な材料である。基本的には石灰を水でフッ化させるだけのシンプルな材料である  
   2、紙(和紙)      
    和紙は日本の伝統的な材料で、古くから親しまれている。 ただし、有害物質が含まれていないか良く成分を調べる必要がある。  
   3、木(木材)      
    国産材、輸入材があるが、輸入材については、防虫剤使用の有無、組成などを調べる必要がある。
また国産材は輸入材と比べ、高い場合が多いのが欠点であるが、建築地と同気象条件で育った国産材を使うことが理想的である。
 
   良く使う木材(当事務所での実績)      
  構造材      
    桧:耐久性があり柱、土台などに使う。
ヒバ:水に強く、桧同様耐久性があり土台等に使う。
杉:無節の杉は美しく和室の柱には良く使われる
栂:値段は安いが、耐久性に欠けるるので、防腐防虫材を併用し、土台廻りに使う。
 
  仕上げ材      
    唐松:節が多く、狂い易いが、木目が美しい。
米松:狂いが比較的少なく、柾目で使用すると高級感がある。
米栂:耐久性はあまり良くない。黄白の色で柾目は美しい。
桧:狂いが少なく、耐久性も高い。
楢:硬い材料なので、床材、枠材などに使う場合が多い
 
  お風呂に使う木      
    浴槽:桧、ヒバ、サワラ  壁天井:桧、ヒバ  
  ■プラスチックはカビのも      
    カビが原因でアレルギーになる人は多い。そのカビの多くがプラスチック製品に集中している。現在の住まいではプラスチック製品が氾濫しており被害は広がるばかりである。これに対応し、カビ防止対策をしている製品も出回っているが、それ自体が安全なものか疑問が残る。カビの発生については湿気が多い場所の、プラスチックが起こす静電気が原因でカビが発生している場合が多い。  
           
     科学物質敏感症の症状はこちらを参考にしてください   
     ホルムアルデヒド規制値及びガイドライン値はこちらを参考にしてください  
           
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