新潟の、とある建築物を見に行った帰り道、道路看板に
「美人林」という文字が目に飛び込んできました。
これは行かなくては！と思い看板の矢印の方向にハンドルを切りました。看板を目当てに進んでいくと美人林の駐車場があり、そこで車を止め目的地には歩いて行くことに。
期待しながらほんの数分歩くと「美人林」の立て看板があり、その背後には下枝がほとんど無いブナの森がありました。下枝が無いので森が明るく、そして上部にはブナの葉が広がり、まさしく美人脚のように見えます。

環境を謳った事務所を主催していながらブナの森をじっくり観察したことがありません。恥ずかしいことですが。
この日はかなり気温が高く車のエアコンは全開の状態でしたが、この森に入るととても涼しいことに気が付きます。天然クーラーといったところです。

「ブナの木は葉っぱが雨を受ける形になっていて、雨水が枝を伝い、幹に流れ最後には根が張っている地面に雨水が・・・・。」
本では何度も読んだ知識は実際見たものとは少し違って映りました。
白神山地のブナの森が世界遺産に指定された理由がこの美人林の森を見てわかったような気がします。