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  私の原風景
   
 

5月の連休はどこも混んでいるので、空いてる道をあてもなく進むと偶然にも「高野辰之記念館」にたどり着いた。
高野辰之という人物は聞いたことが無かったため、あまり期待せずに記念館に入った。内部の展示方法は建築的にはあまり魅力は無かったのですが、この人物は【ふるさと】【もみじ】【春が来た】【おぼろ月夜】【春の小川】
など小学校の時に習う唱歌の作詞者だったことがわかりました。
30年以上前に覚えた歌が今も歌えるほど有名な唱歌ばかりです。
この唱歌は曲より詩が印象的で良く覚えています。当時は何もわからず、ただ口ずさんでいた唱歌ですが、今はこの詩の情景を思うと心が穏やかになります。子供の頃は損得考えず、ひたすら無邪気に遊んでいた頃の情景が思い出されます。
この記念館は長野県中野市という街にありますが、生家も近くにあります。
この記念館の近くには【ふるさと】に出てくる「小フナ釣りしかの川」があり、
【おぼろ月夜】の「菜の花畠」「見渡す山の端」もこの街(村)には残っています。
近年日本のあちこちで「残したい風景・まち」などの記事を目にしますが、ただただ均一的でグローバルスタンダードな建築だけではなく、これから日本の原風景になりうる情景を設計していきたいと改めて思いました。
帰りの車の中で女房は唱歌を思い切り大きな声で歌っていました。





 
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