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ガルダイヤに想う
 

私の性格がそうなのか、それとも人の習性なのかはわかりませんが、忙しくなるといつも無性に本を読みたくなります。
今読んでいるのが「旅・建築の歩き方」
そして読む場所は、一番家の中で落ち着くトイレ。それもかなり狭いトイレ。
この狭い空間が私を物語の中に誘う絶好の空間なのです。
「旅」この言葉は私の好きな言葉のひとつで、どこか非日常を思わせる言葉であり、過去に旅した様々な出来事をよみがえらせてくれる媒体です。
「建築家」と「旅」。自分のなかではかなりアウトローな印象を受けるこの言葉。そして様々な建築家の回顧録のなかには、必ず旅にまつわる記事が書かれており、これも職能を果たす大切な活動なのだろうと自分なりに理解しています。だから建築家とは仕事をしているのか遊んでいるのか。その境界がない職業なのだろうと。

そんなに旅の経験があるほうではありませんが、今までの旅(旅行)を思い起こせばメジャーな地から年を重ねるごとにマイナーな危険な地に足を踏み入れているように感じます。
日常からの逃避をするにあたり、より強い刺激がある地。それもみんなが行った事のない場所。見栄半分興味半分というところでしょうか。
そしてこの本の中に良く出てくる言葉「ガルダイヤ」。
アルジェリアにある街の名前です。
私の頭では既に旅は始まっているようです。

 
   
 
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