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  タテマエと建前

よく「本音とタテマエ」と言いますが、この場合のタテマエとは、本音とは違う表向きの考えのことをいいます。建物を建てる際、大事な柱や梁が組み上がり、屋根が架けられた時を棟上げといい、建前を行います。時々お施主さんから「建前はどうしたらよいでしょう?」と聞かれることがあります。漠然と、お酒と折詰めを用意してそれからご祝儀は・・・・など昨今失われつつある昔からのしきたりに戸惑う方も多いようです。建前を行う本来の意味は、大工さんたちのこれまでの仕事をねぎらうこととこれからの無事を願うこと。要は気持ちの問題なのです。ですから建前は表向きのタテマエではなく、感謝の気持ちを持ち示すこと。これを相手にしっかりと伝えること。それが大切なのではないでしょうか。

この現場では珍しく上棟式の時、棟梁が屋根に上がり、5円玉と、お餅を袋に詰めて下の人達に投げ分けるという式典だった。
       
         
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