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薪ストーブの奨め | |||||||||||||||||
化石燃料の大量消費による二酸化炭素の大量発生。そして日本の林業の衰退、発展途上国森林の乱開発。 これらの問題を少しでも改善できるよう薪ストーブを楽しみませんか。 |
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暖炉・薪ストーブの楽しみ方 | |||||||||||||||||
我が家には、唯一の贅沢品があります。それが薪ストーブです。 ここでは薪ストーブのある生活の一部をご紹介いたします。 |
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■薪ストーブ設置について予算の目安 | |||||||||||||||||
導入時期については新築時に取り付けることをお勧めしますが、後からでも取り付けは可能です。 予算の目安=ストーブ本体の値段+煙突の値段+工事費となります。 ストーブは通常15万円から100万円以上多種多用です。お勧めはやはり北欧産の鋳鉄で出来ている、ヨーロッパのメーカーのストーブが熱効率が良いようです。またアメリカ産のハイテクストーブは燃焼を高めるコンバクターが付いて、これも効率はいいです。ただしメンテナンスがちょっと面倒です。東南アジア製のものは歴史が浅いせいかあまり良い話は聞きません。煙突の値段は材質にもよりますが、1万円〜/m。工事費は15万円〜。 一般的に新築時に設置した場合70-100万円程度が平均的な値段です。 |
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■ストーブ選びのポイント | |||||||||||||||||
1、幅のあるストーブを選ぶ・・・・・・・・・・・ | これは長めの薪を入れるのに必要(火持ちが良い) | ||||||||||||||||
2、開口部が2ヶ所あるストーブ・・・・・・・・ | 通常正面と左右どちらかに1ヶ所ですが、正面はひたすら火の観賞用。サイドの開口は薪入れ専用。正面だけの開口だと薪入れに火力が強い時には入れにくく、内部の熱損失が高い。 | ||||||||||||||||
3、煙突取付け形状は汎用性のもの・・・ | 将来ストーブを取り替えたい時に、煙突の形状が特殊なものだと、煙突まで交換しなければならない。多くの煙突は丸型のφ150のようです | ||||||||||||||||
4、デザインの良いストーブを選ぶ・・・・・ | 春から秋にかけてディスプレーとして使用に耐えるデザインを選ぶ | ||||||||||||||||
我が家の薪ストーブ・・・稼働期以外にはディスプレーとして利用 | |||||||||||||||||
■薪ストーブの効能 | |||||||||||||||||
薪ストーブは「人を3回暖かくしてくれる」とよく言われますが、 1、薪を運び、薪割で体を熱くし 2、薪に火を着け輻射熱で体の芯まで暖かくなり 3、会話がなくともストーブの火を見ているだけで心ま で温かくします。 |
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更に、焼き芋、コーヒー、ピザ、シチュー等々おなかもあたためます | |||||||||||||||||
■暖炉(薪ストーブ)のある生活 | |||||||||||||||||
春 | 冬の間溜まった灰を自宅のミニガーデンの土づくりに使います。溜まるといってもごみ用ポリバケツ1ぱい程度。そして2年に一度は煙突掃除をします。 | ||||||||||||||||
春〜夏 | ひたすら薪集めです。時に近所のりんご畑から剪定した枝を分けていただきます。そして、あちこちの薪情報にアンテナを張り、ただで(又は安く)もらえる薪を探します。 | ||||||||||||||||
秋 | 1年に必要な薪は200束程度の薪が必要なので、秋までに集めた薪に不足分の薪を林業業者から買い付けます。 | ||||||||||||||||
初冬 | 待ちに待ったストーブの季節です。薪ストーブは毎年慣らし運転が必要です。急激にストーブを熱くしなければ良いだけで、それ以上は必要ありません。まず軒裏の薪を室内に運び込みます。そして着火材に火を着け、小さめの薪を最初に入れます。火がある程度安定してきたら、大きめの薪を入れます。煙突の温度計の温度が200℃になるまでは空気取り入れ口を全開口します。あとはお好みの室温を保つように空気の量を調整します。 | ||||||||||||||||
冬 | 真冬は一日に薪の束を4束程度使用します。これはかなり贅沢です。灯油25L程度のお金を一日で使ってしまう計算です。しかし30坪程度の住宅であればストーブ1台で全部屋快適です。 | ||||||||||||||||
快適その1 | 常に部屋の換気をしている。これは室内の汚れた空気をストーブ内の火と一緒に燃やし煙突から外に排出してくれます。そして新しい空気を圧力差で取り込んでくれます。ただし高気密住宅の場合は注意が必要 | ||||||||||||||||
快適その2 | 石油ファンヒーターのような不快な音や風が発生しない | ||||||||||||||||
快適その3 | 充分な換気をしているため窓の結露はしません。 | ||||||||||||||||
快適その4 | コーヒーがうまい。薪で沸かしたお湯でのコーヒーは格別 | ||||||||||||||||
快適その5 | 体の芯までほかぽか。輻射により体の芯からあたためるので 冷え性の人にはお勧め | ||||||||||||||||
■暖炉(薪ストーブ)の安全性 | |||||||||||||||||
当初はストーブに火が着いている時は外出するのが怖く、外出する時には一旦火を消して出かけていました。しかし、しばらく使っているうちに、安全な道具であることに気がつき、今では朝火を入れ午前中から夕方まで留守にしている場合でも、火を消したりしません。夕方芯まで冷えた状態で帰宅しても家に入った瞬間、とろけるように心と体をあたためてくれるからです。しかし安全といってもストーブの周囲は不燃材を使い、可燃物は近くに置かず法的な処置は施すことが条件です。 | |||||||||||||||||
■薪材について | |||||||||||||||||
理想的な薪材 | 一般的に楢、クヌギ等の堅木が火持ちが良く理想的。しかし林檎などの果実木は臭いが良く、ほどほどに火持ちが良いためお奨めです。杉材、松材などは燃えが早く、急にストーブ温度が上がるためストーブを壊す恐れがあり注意が必要です。 | ||||||||||||||||
■薪の値段 | |||||||||||||||||
私は常に安い林業家を探していますが、自分でトラックを借り取りに行きます。薪そのものは比較的安いのですが、運搬費がかなり掛かかるためです。 | |||||||||||||||||
薪の単価 (1束当り) |
楢薪(乾燥材):400〜500円 | ||||||||||||||||
雑木 :300〜400円 | |||||||||||||||||
■火鉢 | |||||||||||||||||
試験的に使用し始めました。あまり寒くない日などは使えるかも。しかし換気は必須です。 | |||||||||||||||||
土台は植木鉢の足を利用し、鉢は南部鉄のなべを使用しています。陶器製の火鉢と比べ現代風の室内でも使えると確信できました。しかも安い。 | |||||||||||||||||
ただし、使用する炭は厳選する必要があります。臭いが出ない墨、そして火持ちが良い炭を選びましょう。 (写真の五徳の向きが上下逆です) |
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